「なぜ、ノウハウ本を実行できないのか?
もともと、継続力のなさが自分の弱みだ!と考えているので、ついついこういう本は気になってしまう。頭ではよーくわかっていても、実行に移さないとか、解っているけどやめられない、ということを繰り返しているので、いいかげんに改善せねば、と思い年末に購入。本当にすぐに読める(1時間もあれば充分)ので読みっぱなしになっていたけど、改めて手に取ってみたので頭の整理をしておく。
本の内容を素直に受け入れて、素直に良い部分を身にしていきたい。
なぜ、ノウハウ本を実行できないのか―「わかる」を「できる」に変える本
- 作者: ディック・ルー,ケン・ブランチャード,ポール・J・メイヤー,門田美鈴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/11
- メディア: 単行本
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知識を行動に移すための最大のポイント
- 「1にも、2にも、3にも、反復すること」断続的に何度も情報に接することで、行動を身につけることが出来る。
知っている知識を実際の行動に移さない理由は3つ
- 『情報過多』
- 『ネガティブなフィルター装置』
- 『フォローアップの欠如』
1:情報過多
- 一度しか読んだり聞いたりしたことのないものは、ほとんど覚えていられない。
- よって、「少数のものを何度も」学ぶべきであり、「多数のものを一、二度」学んでも意味がない
- 何かを復習するには、少数のコンセプトに集中し、それを何度も繰り返し行い、それに深く没頭し、そのアイディアやスキルをさらに発展させなければならない。そのためには間隔を置いた反復が重要である。
2:ネガティブなフィルター装置
- あらゆる情報−本、CD、ビデオ、セミナー、会話など−を優柔不断で、閉鎖的で、批判的で、不安でいっぱいの心で見る傾向が強い
- そのようなネガティブなフィルターを通してものを見ると、見たり聞いたりしたことのごく一部しか、学び、活用することが出来ない。また、達成出来ることのうち、ごく一部しか成し遂げることができない。
- ポジティブでとらわれない心は、創造性、創意、機知を活性化し、想像以上の可能性を生み出す
- 新しい情報の「間違っている」ところを探すのではなく、積極的に「正しい」ところを探し、自分自身に「自分が読んだり聞いたりしているものには何らかの価値があるはずだ。それは何だろう?」と問いかけることが重要。
- 閉鎖的でネガティブな見方を開放的でポジティブな見方に変えることは、成り行き任せではできない。新しい考え方を絶えず推し進める方策が必要である(→フォローアップの仕組み)
※「聞く(学ぶ)」ポイント
- 偏見や先入観をもたずに聞く
- 新しい情報を学ぼうと熱心に取り組む姿勢で聞く
- 前向きな期待をもって聞く
- 相手の言うことだけでなく、想像力を刺激して何を生み出せるか期待しながら聞く
- 「これをどう活用できるだろうか」と考えながら聞く
3:フォローの欠如
- 成功する人は熱心に学び、仕組みとサポートと説明責任を与えるフォローアッププランを持っている。
- 成り行き任せでは教わったことを実行に移すことは出来ない。
- 「教える、やってみせる、それをやらせる、見守る、上達を褒める、または方向を変えさせる」というのは単純だが効果的なフォローアップ・プランである。
- いいところを取り上げて強調することで、学習者のモチベーションを高めることが出来る。方向性を変えさせたり、間違いを指摘したりする前に、上達を褒める事が重要である。
- そして、学習者自身が自分を褒め、方向を変えられるようになる事が重要である。
- 1対1の面談、外部コーチにょる指導は、知識と実践のギャップを埋めるのに有効な方策である。